【県南】『ご当地キャラ』集合 13年から「こども夢フェスタ」

 

 老若男女問わず人気のご当地キャラクターやヒーローが福島に集結、復興を後押ししている。

 白河市は2013(平成25)年から「ご当地キャラこども夢フェスタ」を開いている。3年目の昨年6月は千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」が参加した効果もあり、2日間で県内外から延べ17万人が来場した。

 矢吹町はJR矢吹駅近くに屋内外運動場「未来(みら)くるやぶき」、西郷村は村立西郷幼稚園隣接地に屋内遊び場「キッズランドにしごう」をそれぞれ整備した。屋外活動を制限されている子どもが安心して体を動かしている。

 泉崎村は震災で損傷した村役場を移転新築し、新年度から新庁舎での業務を始める。現在の役場跡地には、避難所機能を備えた災害対応拠点を整備する計画だ。

 中島村は本年度から幼稚園と保育園の保育料や給食費などを完全無料化して、子育て環境を整える取り組みを進める。

 棚倉町は昨秋、町の歴史や文化財を生かした奥州棚倉藩評定を初めて開いた。町を挙げた魅力発信、観光振興に力を入れている。

 矢祭町はひがししらかわフラワー&ご当地キャラフェスタを開き、東白川郡の「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」発信拠点となった。

 塙町は昨年、老朽化に伴い解体した北庁舎跡地に防災センターを建設。震災の教訓を生かし防災拠点を構えた。

 鮫川村は、アスリート育成の拠点を目指して観光拠点の核である鹿角平観光牧場にカントリーコースを整備した。