「9年間走り続けたから今がある」。須賀川市の農園「阿部農縁」代表の寺山佐智子さん(52)は風評を乗り越えてきた経験とそこから得た"人の縁"を糧に、農業を通じて人をつなぐ新たな取り組みを模索する。 農園の野菜や果物を活用した漬物やジャム、コンポートなどの加工品を売り出すため、設備を整えてきた矢先の東日本大震災、原発事故だった。風評はすぐに予想された。手塩にかけたホウレンソウなどは出荷停止となり、処...
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