「聖火トーチ」デザイン!南相馬の児童描いた『桜』の絵から発想

 
桜をモチーフにデザインされた聖火リレーのトーチ

 東京五輪聖火リレーのランナーが掲げる聖火トーチは、南相馬市の児童が描いた桜の絵から発想を得てデザインされた。

 トーチのデザインを担ったのはデザイナーの吉岡徳仁さん。吉岡さんは2015年秋に南相馬市の石神一小を訪問した際、当時の2年生児童が描いた桜の絵に心を打たれた。「被災地の方々が主役になるものができれば」。その絵がトーチのデザインを考える原点になったという。

 溶接やビス留めによる接ぎ目のない、曲線でつくられた「桜」モチーフのトーチの素材の一部には、東日本大震災の仮設住宅のアルミ建築廃材も再利用されている。