「ARMホテル」20年秋にもオープン! 双葉にビジネスホテル

 
双葉町に建設されるビジネスホテル「ARMホテル」のイメージ

 全町避難が続く双葉町に今秋にも、原発事故後初となるビジネスホテル「ARM(アルム)ホテル」が開業する。町の帰還目標は2022年春だが、帰町の準備を進める町民、復興事業に携わる作業員らの宿泊需要に応える。

 北海道で高齢者介護事業やホテル事業などを展開するアルムシステムが、3月に避難指示が先行解除された中野地区の産業団地に建設する。開館を控えた震災と原発事故の記録施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」や町産業交流センターと隣接しており、町の再生とともに需要が高まることが見込まれている。

 同社の担当者は「双葉町に住んでいたという方から、町にホテルができると知ってうれしいという声が寄せられた」と明かす。関係者は新たな人の流れができることを期待する。