東北中央道「相馬福島道路」近づく全線開通 福島県沖地震で延期

 

 復興支援道路として位置付けられた東北中央道「相馬福島道路」の相馬玉野―霊山インターチェンジ(IC)間(17キロ)が2018(平成30)年3月10日開通した。前年に開通した区間と合わせ相馬、伊達両市間の27.5キロが通行可能となった。この時点で相双地域と県北地域をつなぐ全45キロのうち約6割がつながった。

 相馬福島道路はその後も延伸を続け、今月末の全線開通が予定されていた。しかし、2月に発生した本県沖を震源とする最大震度6強の地震の影響で、唯一未開通で残っていた伊達桑折―霊山IC間(延長10.2キロ)の4カ所で、こ道橋の補修が必要になった。このため、全線開通はゴールデンウイークの前後、少なくとも約1カ月間延期されることになった。