新型コロナ、福島県内でも「拡大」 飲食店時短や感染防止対策

 

 2020年は新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行し、闘いは21年も続いている。中国で原因不明のウイルス性肺炎として確認されてから、瞬く間に世界中に拡大し、感染者は全世界で1億1000万人を超えた。

 県内で新型コロナの感染者が初めて確認されたのは20年3月7日。集団感染があったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、陰性が確認されてから下船したいわき市の70代男性だった。

 その後、県内でも感染は拡大の一途をたどった。県内の感染確認は今月に入り、累計で2000人を超え、死者も80人を超えた状況となっている。

 急速な感染拡大が起きるたびに、政府による緊急事態宣言の発令をはじめ、県による酒類を提供する飲食店などへの営業時間の短縮要請などの対策が取られ、県民の生活は感染防止対策が必須となった。

 そして、4日には県内でも感染収束の決め手となるワクチン接種が医療従事者を対象に始まった。