【数字で見る】復旧・復興事業97%完了 楢葉、広野、いわき終了

 

 東日本大震災による帰還困難区域を除く津波被災地の復旧・復興事業は進んでおり、本年度中に全524事業の97%に当たる510事業の工事が終了する。

 復旧・復興事業のうち排水機場、港湾・漁港、防災緑地、治山施設は全て完了する。新年度は、残る14事業のうち11事業が完了する見通しで、河川、海岸、道路、津波被災地道路が全て完了する予定という。

 事業対象は、浜通り沿岸部の9市町(新地町、相馬市、南相馬市、浪江町、双葉町、富岡町、楢葉町、広野町、いわき市)のうち帰還困難区域を除く地域で、楢葉町、広野町、いわき市では終了した。

 帰還困難区域については、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の6町村82事業のうち、完了したのは80%に当たる66事業。残る16事業のうち着手済みは7事業で、9事業は新年度に着手する予定となっている。