【59市町村・この10年】つながる4号と東北道 桑折町

 
東北中央道伊達桑折インターチェンジ―桑折ジャンクション間の開通を祝い、通り初めする車列=2020年8月

 桑折町は、東京電力福島第1原発の事故の影響で避難してきた浪江町民を、桑折町内の仮設住宅に受け入れた。2011(平成23)年9月には浪江町と連携して避難住民を支援する協定を交わした。

 12年7月には、町内の除染作業がスタート。13年2月に浪江町と災害公営住宅整備に向けた協定を締結した。災害公営住宅は14年3月に建設工事に着手し、15年5月に47戸が完成した。

 18年4月、町が食と農を発信する拠点として整備した「Legare Koori(レガーレこおり)」がオープン。7月には、皇室に贈る最高品質のモモ「献上桃」に25年連続で選出されたことを祝う式典が行われた。

 20年8月、東北中央道「相馬福島道路」の伊達桑折インターチェンジ(伊達市)と桑折ジャンクション(桑折町)間が開通。国道4号との東北道がつながった。

 今年1月、町役場が旧庁舎から移転し、新庁舎での業務を開始した。