【59市町村・この10年】築地市場に道の駅出店 玉川村

 
大勢の買い物客でにぎわった東京・築地の道の駅たまかわ直売店=2011年8月

 東日本大震災直後には180人以上の避難者を受け入れた。道の駅たまかわは2011年8月、東京の築地場外市場の被災地支援ブース「緑の駅」にアンテナショップを出店した。

 村は12年、福島空港に屋内遊び場「わくわくらんどたまかわ」をオープンさせた。16年には屋根付き広場「クックドーム」が完成、認定こども園「たまかわクックの森」も開園した。

 17年には全国のサルナシ産地の関係者が集い「第1回全国さるなし・こくわサミット」が開催された。20年には泉、須釜の両中学校が統合、玉川中が開校した。

 10年間には台風による大きな水害が2度あった。11年9月の台風15号では阿武隈川の氾濫で116棟が浸水。19年の東日本台風(台風19号)でも再び阿武隈川が氾濫し、119棟が浸水するなどの被害があった。

 新年度には旧四辻分校を再生した観光交流施設「森の駅 Yodge(ヨッジ)」がオープンする予定。宿泊施設を備え、村の観光拠点として期待される。