東日本大震災で住宅被害は半壊１棟、一部損壊５８６棟が確認された。２０１１年４月までに浜通りから避難者１７０人を受け入れた。１２年には町内のゴルフ場「ガーデンバレイカントリークラブ」が原発事故に伴う風評被害で売り上げが減少したとして閉鎖した。

　毎年８月１６日に開かれている「浅川の花火」は１１年、東日本大震災の犠牲者を追悼する慰霊花火として尺玉３０発と尺五寸玉１発が打ち上げられた。慰霊の思いを込めた花火は翌年以降も続けられている。

　１８年には幼保一体型施設のあさかわこども園と、あさかわ図書館が完成した。

　１９年の東日本台風（台風１９号）では町内の川が氾濫し、住宅の浸水や道路崩壊などの被害があった。また、ＮＴＴ東日本の交換所が浸水し、町内全域で数日間、加入電話やインターネットが不通となった。ＪＲ水郡線の町内区間では鉄橋の一部が流失。被害を受け、町は２０年にハザードマップを更新し、町民の防災意識の高揚を図っている。