「沼尻軽便鉄道」車両人気!古関裕而・高原列車は行くのモデル

 
緑の村に展示されている沼尻軽便鉄道の車両

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送を受け、猪苗代町の緑の村に展示されている沼尻軽便鉄道の車両が注目を集めている。

 朝ドラのモデルとなった福島市出身の作曲家古関裕而が作曲した「高原列車は行く」の詩は、同鉄道をイメージしたことで知られ、朝ドラ効果で人気スポットとなっている。

 展示場所では訪れた家族連れらが写真を撮ったり、車両の中に入ったりして楽しんでいる。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除などを受け、緑の村が今月から営業を再開。来場者も徐々に増えてきた。

 展示しているのは1953(昭和28)年に協三工業(福島市)が製造したディーゼル機関車と客車。客車には自由に入ることができる。昨年「エール」放送決定を記念し、協三工業が贈った横断幕も車両の前に掲げられている。問い合わせは猪苗代町振興公社(電話0242・65・2150)へ。