音楽のミキシングとは?(4) 音のぶつかりを調整

 
世界一有名なEQといえば、この「Neve 1073」

 ハロー☆ このテーマ、もう少しお付き合いください!

 前回不要な周波数をEQ(イコライザー)で削るとお伝えしたが、そもそも各楽器の音は、単体で聴くと最高にカッコイイサウンドでも、全体で合わせるとケンカしてしまう周波数が多分に含まれているんだ。それがぶつかり合うとどうなるか? 低音が出すぎたり、全体的にモヤモヤしてクリアじゃなかったり、主役のボーカルがイマイチ聞こえにくかったり...。これではとてもプロのサウンドとはいえないだろう。このぶつかりを的確に調整し、すみ分けをすることによって、プロミックスの6割は達成してるといえるだろう。

 そして残りの4割を占めるのは「コンプレッサー」である。圧縮のことを意味するけど、EQと違ってなかなか普通の人はなじみがないだろう。

 大変重要な役割を果たすコンプレッサー、次回はこのコンプがどう音楽に効果をもたらすかを紹介しよう! お楽しみに!?