出荷制限 被ばく量少なく

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 放射線による発がんなどへの健康影響は、被ばく「量」と関係します。「放射性ヨウ素」による甲状腺がんのリスクも、その被ばく「量」がどの程度かが重要です。

 チェルノブイリ事故後の「放射性ヨウ素」による被ばくでは、いくつかの原因の中で、汚染した牧草を乳牛が食べ、その乳牛から搾乳され汚染が濃縮された牛乳を、知らず知らずのうちに、継続して多量に飲んでしまったことが大きな問題であったと報告されています。

 それに対して、今回の事故では震災直後の3月17日、「放射性ヨウ素」の基準値が設定され、検査体制や出荷制限が開始されました。基準値は、「放射性ヨウ素」の汚染を含む食品を、たとえ1年間毎日摂取した場合でも、被ばく量の上限にはならないように考えてつくられていました。

 チェルノブイリ事故後に比べ、今回の事故での「放射性ヨウ素」による甲状腺の被ばく量が「桁違い」に少なくなった理由の一つです。