花粉の放射性物質少なく

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 花粉が鼻や目に付くことで身体がアレルギー反応を起こし、鼻水(鼻炎)や目のかゆみ(結膜炎)が生じることを花粉症といいます。3月に近づくにつれ、花粉の飛散量が増えます。

 花粉中の放射性物質は、完全に「ゼロ」というと語弊がありますが、現在は相当に少ないことがスギ花粉検査から分かっています。例えば、南相馬市の山側地区ではスギ花粉中の放射性セシウム濃度は、2015(平成27)年度には1キロ当たり240ベクレル程度で、その値は年々減少傾向です。

 花粉は身体に取り込むといっても、ごく微量です。放射性セシウムを含む花粉を吸入した場合の内部被ばくは、帰還困難区域でも、1時間当たり1ミリシーベルトの10億分の1以下。花粉は年間飛び続けるわけではありませんが、1年間ずっと吸っても1ミリシーベルトの1万分の1以下で、自然の放射性物質から受ける内部被ばくの数万分の1となります。人によっては、鼻炎や結膜炎に対して花粉症対策は必要ですが、花粉についた放射性物質のことを考えて対策を取る必要はありません。