「短時間」の場所関係せず

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 体の外から放射線を浴びることを「外部被ばく」と言います。今回の事故後、汚染食品の封じ込めによって「内部被ばく」が低く抑えられているため、現在の被ばくのほとんどは「外部被ばく」からであることが分かっています。

 被ばくの影響はその浴びた合計の「量」が問題です。1日の合計の外部被ばく量は、自宅や学校といった1日のうちで「長時間」にわたって生活する場所の線量に大きく影響を受けます。逆に、例えば線量の高いホットスポットのそばを「短時間」で通り過ぎることには影響されません。短時間なので、合計が少なくなるからです。

 南相馬市で行われた子どもたちの積算線量計(ガラスバッジ)による検査結果では、自宅や学校など普段長時間生活する場所の空間線量と1日の被ばく量には関係がみられた一方、通学や一時的な屋外での活動と被ばく量には関係はみられませんでした。

 (東大医科学研究所、南相馬市立総合病院などに勤務・坪倉正治)