短時間で通過影響少ない

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 いわゆる空間線量計が示す値(=空間線量)の単位は「マイクロシーベルト毎時」。つまり、その場所に1時間滞在した場合に浴びる被ばく量です。空間線量0.2マイクロシーベルト毎時の場所に5時間滞在した場合は、0.2×5=1マイクロシーベルト被ばくするように、実際の被ばく量は、空間線量に滞在時間を掛けて求められます。

 1日のうち、数時間生活している場所と、2、3分滞在する場所での被ばく量を比べるとどちらが多いでしょう。

 滞在時間には100倍近くの差があり、空間線量に余程の差がない限り、数時間生活している場所での被ばく量の方が多くなります。

 被ばくの影響はその浴びた「量」の合計が問題です。1日の合計の外部被ばく量は、自宅や学校といった1日のうちで「長時間」生活する場所の線量に大きく影響を受ける一方、線量の高い場所のそばを「短時間」で通り過ぎることには影響されません。

 (東大医科学研究所、南相馬市立総合病院などに勤務・坪倉正治)