【コラム】WALK TO THE DREAM-38 人材育成の協定

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いわきスポーツクラブ・大倉智社長

◆他競技指導者巻き込む

 いわきスポーツクラブは5月19日、NPO法人いわきサッカー協会と「サッカーを通じた人材育成に関する連携協定」を結んだ。Jリーグチームにありがちなクラブの中だけで選手育成を行うシステムではなく、子どもたちの育成に関わる全ての人たちがハッピーになれる仕組みの構築が目的だ。

 構想段階から基盤に据えていたのが指導者の養成。サッカーだけではなく、さまざまなスポーツの指導者が育つような環境を整備することを念頭に協議を重ねてきた。クラブ創設4年目にして、ようやくスタートできると感じている。

 いわきFCフィールドをはじめ、新舞子ヴィレッジ、Jヴィレッジなど、いわき市周辺には選手育成の環境が整っている。まずサッカーからスタートするが、いずれはラグビーやテニス、ゴルフなどほかの競技の指導者も巻き込んでいきたい。

 イメージは「スポーツを通じたいわき市の発展」で、人口減少の歯止めや交流人口の増加などにも役立てたらいいと考えている。

 これまでの日本のスポーツ選手育成は選抜型。小、中学の頃から選抜され、最終的にアスリートだけが残る仕組みだった。これらの社会背景も考慮しつつ、現代の子どもたちに適した指導方法がどんなスポーツにも求められる時代になってきた。われわれが発信していく指針に共感していただけるさまざまな競技の関係者と一緒に考えていきたい。

 そのためのネットワークづくりもサッカー協会と進めたい。それぞれが抱える課題を持ち寄りオープンに話し合える環境が整うことは、いわきのスポーツ文化の向上にもつながるはず。将来的には競技をまたいだ選手の交流なども期待したい。競技の壁を乗り越えた世界観を持つことで、それぞれの競技でもっと良い選手が生まれてくるはずだ。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、2015年12月から現職。50歳。

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