【2007統一地方選TOP】
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民主・増子氏が初当選/参院福島補選
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選を決め、渡部恒三衆院議員(右端)らとともに万歳して喜ぶ増子氏。右は妻恵子さん=22日午後8時20分ごろ、福島市天神町
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増子さん、圧勝で国政返り咲き−。22日投開票の参院福島選挙区補選は、民主の増子輝彦さん(59)が初当選し、民主の議席を守った。
政権与党・自民と、民主を核にした野党勢力が激突した戦いは、地元郡山市をはじめ幅広い支持を集めた増子さんに軍配が上がった。増子さんは「格差是正に全力で取り組む」と、早くも国政に意欲満々。政権与党と県議会議長経験の実績をアピールした自民の山口勇さん(69)は、民主の党勢拡大の前に力尽きた。共産の宮本しづえさん(54)は、憲法と暮らしを守ると訴えたが届かなかった。
衆院選で惜敗してから1年7カ月。増子さんにとって、参院にくら替えする英断の末の勝利だった。
福島市天神町の増子さんの選挙事務所では、投票終了直後から勝利を確信した陣営幹部や支持者の笑顔が絶えず、早く喜びを爆発させたい雰囲気が充満した。
午後8時すぎ、テレビで早々と当選確実が流れると、支持者は「もう当確が出た」と歓声を上げた。
増子さんは事務所を埋めるほどの大勢の支持者らに笑顔で応え「ありがとう、ありがとう」と何度も繰り返した。前回の衆院選では果たせなかった万歳三唱に感極まった表情を浮かべる支持者に、増子さんも感慨深げ。一人一人と固い握手を交わしながら勝利の喜びを分かち合った。
安倍政権へのNOの審判/増子氏
うれしい半面、大変責任が重い。県民は安倍政治へNOの審判を下し、日本の現状を率直に全国に示した。これで格差是正をスタートするお墨付きをいただいた。国会に戻って諸問題解決に取り組み、生活しやすい国づくり実現のため頑張る。
(2007年4月23日 2007統一地方選福島民友ニュース) |
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