構図まだ固まらず 県内5小選挙区、各党決戦へ準備加速
安倍晋三首相が18日、衆院を21日に解散して総選挙を実施すると表明し、県内各政党の緊張感は一気に高まった。
現時点で県内5小選挙区全てで選挙構図が固まっておらず、各党は「12月2日公示―14日投票」と告示まで12日間の短期決戦に向け、準備を加速させる。
1区では、自民党の亀岡偉民氏が立候補する見通し。民主党は前参院議員の金子恵美氏に出馬を打診し、回答を待っている状況。元職の石原洋三郎氏も出馬に向け準備を進めている。
2区は、自民の根本匠氏が出馬を予定。民主は民間人を中心に人選を進める方針。維新の党は県議の本田朋氏に出馬を打診しており、動向が注目される。
3区は、自民が前回比例復活した菅野佐智子氏を擁立する方針。民主の玄葉光一郎氏は8選を目指す。
4区では、自民の菅家一郎氏が再選を期す。維新は小熊慎司氏(比例東北)を擁立見通し。民主は独自候補擁立を目指すが、小熊氏との選挙協力も視野に入れ調整を進めるとみられる。
原発事故や津波被害の影響が続き、特に復興の加速化が求められる5区。自民は坂本剛二氏、吉野正芳氏(比例中国)の現職2人が出馬の意思を示し、県連と党本部が公認調整を急ぐ。民主は吉田泉氏が立候補する予定。
共産党は5選挙区全てに候補者を擁立する方針で調整を急ぐ。
社民党は2、4区での候補者擁立を目指し人選に入った。
(2014年11月19日 福島民友衆院選ニュース)
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