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笹の川酒造(郡山市)
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▽業種=清酒、合成酒、甲類焼酎、乙類焼酎、ウイスキー、スピッツ、リキュールなどの製造
▽場所=郡山市笹川1の178
▽電話=024・945・0261
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「地域の蔵元」役割果たす
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「地元の蔵元として力を尽くす」と話す山口専務
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1765(明和2)年から酒造りに取り組む老舗蔵元。県内外に多くのファンを持ち、震災後も激励の電子メールが届く。
同社は、震災でボイラーなどが損傷して一時、瓶詰めのラインの稼働が不能になった。売り上げは7割を県内で占めるが、4月はその売り上げが激減。一方で関東圏など県外での売り上げは増加した。
同社は現在、復興義援金として売り上げの一部を寄付する「笹の川 純米酒」と「笹の川 辛口」を発売。今後の課題は、酒造りに必要不可欠な原料米。原発事故の影響を懸念して、「悩ましい」と打ち明ける。山口恭司専務は「昔から、地元の取引先が多い。震災を受けて拡大した販路は大事にしたいが、県内のウエートを下げるつもりはない。復興に向けて地域の蔵元として力を尽くしたい」と意気込む。
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(2011年6月28日付福島民友新聞「あした新聞のページ」より)
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