「本県版公約」で骨子案 自民県連定期大会
自民党県連は26日、福島市で第58回定期大会を開き、参院選を前に県内の有権者に示す「本県版ローカルマニフェスト」骨子案を発表したほか、参院選の必勝を誓う特別決議を可決、県連一丸となって参院選に臨む選挙態勢を整えた。
骨子案は、環境や医療、教育、農業、行財政改革などをキーワードとし、重点項目には医師確保・医療圏確立、幼児教育の無償化、福島空港の在り方検討、企業誘致による雇用創出などを掲げた。1人当たりの県民所得(07年度・284万円)を400万円に引き上げるなどの数値目標も示した。
自民党県連は今後、党のマニフェストとの整合性を重視、党発表を見据えながら骨子案や具体的な公約を確定する。本県の広大な県土を踏まえ、県内7生活圏ごとの諸課題を解決するための施策についても盛り込む見通し。
大会では、参院選の福島選挙区の公認候補を現職の岩城光英氏(60)=2期=の1人に絞った県連方針を踏まえ、登壇した吉野正芳会長や斎藤健治幹事長からは岩城氏のトップ当選を至上命令とする発言が相次いだ。特別決議でも「圧倒的な勝利を期する」とし、県連として50万票の獲得を目指すことを確認した。
(2010年4月27日 福島民友参院選ニュース)
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