参院選、11日投票 福島選挙区の5陣営、最後の訴え
第22回参院選は11日投票、即日開票される。改選2議席の福島選挙区に立候補している民主党新人の岡部光規(41)、共産党新人の岩渕友(33)、みんなの党新人の菅本和雅(42)、民主党現職の増子輝彦(62)、自民党現職の岩城光英(60)の5候補は、選挙戦最終日の10日、地元などで遊説に臨み選挙戦を打ち上げる。
岡部候補は、街頭活動を中心に選挙戦を展開、医療や介護の充実などを訴えてきた。10日は須賀川市を出発、白河市や棚倉町、出身地の浅川町などを巡った後、須賀川市の中心市街地で打ち上げ式を行い、地元票の積み増しを狙う。
岩渕候補は、大企業の法人税引き下げや消費税増税の反対を主張し衆院1区を中心に遊説、大票田の県北地方唯一の選挙区候補をアピールしてきた。10日は福島市の人出の多い住宅団地やスーパーで街頭に立ち、遊説を締めくくる。
菅本候補は、消費税増税反対と党方針の脱官僚や地域主権などを街頭で訴え、党の勢いを取り込む作戦を展開してきた。10日は無党派層に照準を当て、遊説の拠点とした郡山市で終日遊説を行い、無党派層の期待票を掘り起こす。
増子候補は、経済産業副大臣として強い経済の実現による社会福祉の拡充などを訴えた一方、推薦団体や企業の組織固めを進めた。10日は地盤の郡山市と二本松、本宮両市で遊説、JR郡山駅前や事務所で最終演説を行い引き締めを図る。
岩城候補は、景気回復や雇用確保を柱に訴え、県議や市町村議の支持者や職域支部となる支援団体の組織票をまとめてきた。10日は地元いわき市の都市部を最終遊説で巡りJRいわき駅前で打ち上げ式を行い、最後の支持固めを図る。
(2010年7月10日 福島民友参院選ニュース)
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