民主、政治の安定訴え 野党、消費税で対立軸
11日の投開票まで残り1日となった参院選で、県内各党は、選挙区と並んで比例代表の得票積み増しを狙う。民主は政権与党として政治の安定を訴える一方、野党は消費税を争点に示し政権与党との対立軸を生み出すことで、比例代表での議席獲得を目指し、総力戦を繰り広げている。
民主、自民の二大政党は選挙区、比例代表での議席必獲と、現職2人による選挙区での攻防を軸に各党の友好、支援団体の組織固めによる戦いを演じている。最終日も各県議や地方議員らが遊説に参加、最後まで全力で戦う考え。
共産、みんなはそれぞれ消費税の増税反対を訴えの柱にすえ、街頭での活動に全力を挙げてきた。比例代表での議席獲得を目指し、「健全野党」「第三極」の存在感を示すことで無党派層への浸透を図っている。最終日も党政策を前面に出し、党勢拡大を目指す。
県内で選挙区候補を立てず、比例代表に絞った新党改革、公明、社民、たちあがれ日本の各党は、本県の重点候補が期間中に来県し候補の浸透を図ってきた。最終日も支持層固めを進め、県内の得票目標達成を狙う。
(2010年7月10日 福島民友参院選ニュース)
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