県選管が若年有権者の選挙の意識調査結果報告
親元を離れ、住民票を移さずにアパートなどで1人暮らしする県内の大学生は、2010(平成22)年10月の知事選で投票したのが5.3%にとどまり、選挙で投票しない傾向にあることが21日、県選管の調べで分かった。一方で、知事選を棄権した学生は、投票環境が整えば投票に行くとしている。県選管は若年層の投票率向上に向け、駅などへの期日前投票所の開設や、住民票の異動を促すなど対策を検討する。
県選管は21日の県明るい選挙推進協議会で、県内の7大学の学生848人を対象に昨年1〜2月に実施した若年有権者の選挙に関する意識調査の結果を報告した。回答率58.7%。
回答した学生の71.1%がアパートなどで1人暮らしをしており、これら学生の74.4%が一時的な居住などを理由に住民票を異動していない。住民票を移している1人暮らしの学生の投票率は34.5%で、移していない学生の投票率を大幅に上回っている。
(2012年2月22日 福島民友・県内選挙ニュース)
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