３選を果たし、万歳で喜ぶ冨塚さんと妻の澄子さん（左）＝３１日午後５時４０分ごろ、田村市船引町

　任期満了に伴う田村市長選は３１日告示され、現職の冨塚宥暻氏（６７）＝無所属＝のほかに立候補の届け出はなく、冨塚氏が３回連続の無投票で３選を果たした。
　東京電力福島第１原発事故に伴う全市の除染や、避難区域に指定された都路地区の住民帰還、風評被害の払拭（ふっしょく）など課題が山積する中、５町村合併から８年が過ぎた市政のかじ取りは再び冨塚氏に委ねられた。
　当選証書付与式は８日午後１時３０分から市役所で行われる。冨塚氏の３期目の任期は１７日から４年。

　冨塚氏「市民の負託応える」
　当選の一報が届くと選挙事務所で支持者らと喜びを分かち合った。冨塚氏は「市民の負託に応えたい」と復興に向け決意を語った。
　午後５時すぎ、冨塚氏は事務所に到着、支持者と握手を交わしながら、これまでの支援に感謝の思いを伝えた。
　当選祝賀会では、妻澄子さんや支持者らと共に万歳三唱し、３選を祝った。冨塚氏は「４年間再び支援をいただき、除染や都路地区の住民帰還など、最優先課題に対応していきたい」と力を込めた。
（２０１３年４月１日　福島民友・県内選挙ニュース）