湯田下郷町長が引退へ
9月29日の任期満了に伴う下郷町長選で、現職の湯田雄二氏(71)=3期=は立候補せず引退する方針を固めたことが20日、分かった。
湯田氏は福島民友新聞社の取材に対し「体調が優れず、重責を全うできるか慎重に検討している。町政の継承が最も重要な課題になる」と語った。町の6月定例議会で正式表明する見通し。
湯田氏は1965(昭和40)年に町職員となり、環境衛生課長、議会事務局長などを経て2001(平成13)年の町長選で初当選、連続3回当選し、07年から2年間は県町村会長を務めた。国道289号甲子道路の開通をはじめ社会基盤の整備に尽力。11年の東日本大震災後は、原発事故に伴う風評被害を払拭(ふっしょく)するため関東圏でトップセールスを展開したほか、町の観光関連予算を倍増するなど観光復興に道筋を付けた。
(2013年5月21日 福島民友・県内選挙ニュース)
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