現職・元職・新人の3氏が立候補を表明 南相馬市長選
【南相馬市】任期満了は今月28日。選挙は9日告示、19日投開票で行われる。福島第1原発事故に伴う住民の避難を考慮し、選挙運動期間は10日間。現職、元職、新人の3人が立候補を表明し選挙戦は確実な情勢だ。
現職で1期目の桜井勝延氏(57)は、昨年の9月議会で再選を目指して立候補を表明。新人で前市議会議長の横山元栄氏(65)も昨年10月に立候補の意思を示した。元職の渡辺一成氏(69)は昨年11月13日に記者会見し出馬表明。三つどもえの選挙戦の構図が濃厚だ。
3氏とも原町区が地盤。自主避難する同区の有権者のほか、鹿島区、全域で避難指示が続く小高区への浸透が鍵を握りそうだ。各区で震災、原発事故の被害状況が異なり、復旧・復興へ向け明確な施策を打ち出せるかどうかが焦点とみられる。
桜井氏は連合福島の支持を受けて選挙戦に臨む。横山氏、渡辺氏は政党支持は受けない方針。
(2014年1月1日 福島民友・県内選挙ニュース)
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