相乗り受け入れ示唆 知事選で岩城自民県連会長
任期満了に伴い10月9日告示、26日投開票で行われる知事選の候補者をめぐり、自民党県連会長の岩城光英参院議員(福島選挙区)は5日、党本部で河村建夫選対委員長と会談後、他党との相乗りの可能性について「いろいろな選択肢がある。総合的に判断する」と述べ、復興に向けて結束できる人材の擁立による相乗りを受け入れる可能性を示唆した。岩城氏は河村氏に対し、県連の方針としてあくまで独自候補の擁立を目指す意向も伝えた。
県連が相乗り方針に切り替えれば、進退を表明していない現職の佐藤雄平氏(66)=2期=の動向を注視している支持母体の民主党県連などの動きを見極める必要がある。盆前までとしていた候補者擁立がさらに遅れることは必至で「支持者への説明責任が求められる」(県連幹部)状況となる。独自候補の擁立を目指す方針について岩城氏は、非公開の会談後、報道陣に対し「方針に変わりはない。調整作業をしていることを報告した」と人選作業の進展を強調。一方、河村氏は岩城氏との会談の内容について「福島の難しい課題に対応でき、みんなで結束して(擁立)できる人。基本的な考え方に立ったらどうかと言った」と述べ、事実上の与野党相乗りを検討するよう申し入れたことを明らかにした。
(2014年8月6日 福島民友・県内選挙ニュース)
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