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聖光学院エース・歳内、「地元甲子園で恩返し」

聖光学院エース・歳内、「地元甲子園で恩返し」

「恩返しがしたい」。エースナンバーを背負い、地元甲子園での初戦に向けて闘志を燃やす聖光学院高の歳内投手

 第92回全国高校野球選手権大会に本県史上初の4年連続出場を果たした聖光学院ナインのうち、甲子園の地元兵庫県出身の選手たちも、本県代表の誇りを胸に初戦の広陵戦に向け、熱く闘志を燃やしている。兵庫県尼崎市出身で、「宝塚ボーイズ」で野球の基礎を学んだ歳内宏明投手(2年)は、本番直前にエースナンバーをつかみ、故郷に帰ってきた。歳内投手は、これまで支えてくれた人に「恩返しがしたい」と気持ちを話す。12日の初戦まであと2日。甲子園での本当の“熱い夏”がもうすぐ始まろうとしている。
 歳内投手は、福島大会では背番号「18」だったが、みるみる力をつけ、決勝では完封劇を演じた。祖母初子さん(73)は「冷静なピッチングをすれば、勝てると信じている」と激励する。
 ボーイズリーグ「宝塚ボーイズ」は、「マーくん」こと田中将大選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)を輩出した実力派チーム。9日には、西宮市の練習会場を訪れた恩師の奥村幸治監督からアドバイスを受け、決意を新たにした。
 遠く離れた福島の地へ進学を決めた歳内投手。父信昭さん(47)は「『練習方法が似ている』と本人が決めた。『もう行くから』と決めていた」と当時を振り返る。
 初子さんは「少しさびしくて不安だったけど、やっていけると信じていた」と話す。開会式では、甲子園で堂々と入場行進する成長した歳内投手の姿を目に焼き付けた。
 初戦の12日は、偶然にも信昭さんの誕生日。「何かの縁かな。勝利のプレゼントを期待している」と初子さんは笑顔を見せた。
(2010年8月10日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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