> 高校野球ニュースTOP > センバツニュース
|
“快投ショー”の主役 聖光学院エース・石井、無四球完封
|
益田翔陽を3安打に抑え、無四球完封を果たした聖光学院のエース石井=甲子園
|
二塁を踏ませぬ圧巻の105球。聖光学院のエース石井成(2年)はわずか3安打、9奪三振、無四球の「快投ショー」の主役となり、県勢史上3人目の“センバツ”完封投手となった。センバツでの完封は昨年のエース岡野祐一郎投手に続き2年連続。「『できることをやるだけ』と心掛けた。その気持ちが結果につながった」と声を弾ませた。
「長期の遠征による疲れもあってか、状態は良くなかった」と斎藤智也監督。大阪入り後は不調を極めた。春夏通じて3度の甲子園に出場した金光大阪(大阪)との練習試合は7回1死まで9失点と不安を残していた。その男が甲子園で真骨頂を見せた。「最初から腕を振り、粘り強く投げることができた」。投球テンポは初回から全開モード。ストライク先行で多くの打者を追い込むと、多彩な変化球で的を絞らせなかった。
大阪入り後の練習試合で死球を受け、右肘を打撲した正捕手広瀬和光(3年)に代わり、急きょ出場した蛭田湧斗(同)との、いわき市出身者バッテリーの息もぴたりと合った。
次は8強入りを懸けた鳴門(徳島)との一戦。「いわき海星の戦いにつられて良い投球ができた。同じ福島として頑張りたいと思った」。いわき海星の思いも胸に刻み、次戦のマウンドでの活躍を誓った。
(2013年3月24日 福島民友・高校野球ニュース)
|
|
|