県立石川高に対外試合禁止 部員暴力、物品強要で
日本学生野球協会は9日の審査室会議で高校13件の処分を決め、県立石川高が部員の暴力と物品強要で8月13日から今月12日までの1カ月間の対外試合禁止処分を受けた。
同校によると、3年生と1年生の部員2人が、それぞれ1年生部員1人に暴力行為をした。3年生部員は「練習態度が悪い」「元気がない」との理由でたたいたり、蹴ったりしたという。1年生部員は肩を強くたたいたり、休み時間にボクシングのまねなどで暴力行為をした。また、合わせて20〜30回にわたり、ジュースの提供を強要した。同校の安瀬一夫校長は「再発防止に全力を挙げる。人権教育の重要性を認識し、指導していきたい」とした。
このほか、同協会は昨春の選抜大会で準優勝した済美(愛媛)を部内暴力といじめで1年間の対外試合禁止とした。期間は来年8月8日までで、来夏の甲子園大会出場は絶望となった。2年生部員6人が1年生19人に日常的に暴力を振るい、カメムシを口に入れたこともあったという。
(2014年9月10日 福島民友・高校野球ニュース)
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