甲子園に向けて練習を再開した聖光学院ナイン＝聖光学院高グラウンド

　第９７回全国高校野球選手権福島大会を制し、９連覇を達成した聖光学院は２８日、同校グラウンドで練習を再開、８月６日に開幕する夏の甲子園での必勝を目指し、気持ちを高めた。
　ナインは円陣を組み、甲子園に向けて気持ちを新たに練習を開始。ランニングやストレッチで体を温めた後、走り込みやキャッチボール、打撃練習、ウエイトトレーニングなどの練習に励んだ。三浦陸主将（３年）は「現状に満足せず、厳しく自分たちを追い込みたい」と意気込んだ。
　ナインは７月３１日に大阪入りする予定。

　母校で優勝を報告　
　聖光学院ナインは２８日、伊達市の同校で生徒らに優勝を報告、甲子園での飛躍を誓った。
　全国大会出場の壮行会と福島大会報告会を兼ねて開かれ、生徒ら約７００人の盛大な拍手に迎えられ、ナインと横山博英部長、斎藤智也監督が登壇した。横山部長が優勝を報告、力強い応援に感謝した。新井秀校長は「決勝戦の戦いぶりに王者の風格を感じた。全国大会では県民に感動と勇気を与えてほしい」と激励した。斎藤監督は「甲子園でも聖光らしい野球で勝ち進みたい」と抱負を述べ、三浦陸主将が「より厳しい戦いは覚悟している。粘り強く戦いたい」と決意表明した。
（２０１５年７月２９日　福島民友・高校野球ニュース）