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男子総合・古瀬が故郷で栄冠 いわきサンシャインマラソン

男子総合・古瀬が故郷で栄冠 いわきサンシャインマラソン

【フルマラソン男子】初マラソンで優勝した古瀬弘賢(山形・南陽市役所)=アクアマリンパーク

 いわき市で10日、7555人が出場して開かれた第4回いわきサンシャインマラソンでは、距離、年代別に計32部門で優勝を争った。フルマラソン男子総合は、いわき市出身の古瀬弘賢(山形・南陽市役所)が2時間28分17秒で初優勝を果たした。
 4キロすぎから前々回優勝、前回2位の高橋雅一(東京・東京陸協)がけん引し、15人ほどの先頭集団を形成した。8キロすぎで高橋が集団から脱落、藤原敏(秋田・羽後町役場)や古瀬弘賢(山形・南陽市役所)ら6人が抜け出した。
 15キロすぎで2人が遅れ、先頭集団は4人に。22キロ手前の標高差約40メートルの坂で樋口勝利(山形)、そして31キロすぎの上りで吉泉亘(山形・JA庄内たがわ)が遅れ、古瀬と藤原の一騎打ちとなった。39キロすぎで古瀬が一気にスパート。藤原を置き去りにし、2位に51秒差でフィニッシュした。

 古瀬、激闘の初マラソン
 39キロすぎで一気に仕掛けた。「息づかいが荒く、フォームが変わった。ここでいくしかない」。男子総合優勝の古瀬弘賢(山形・南陽市役所)は一瞬の変化を見逃さなかった。31キロすぎから続いた藤原敏(秋田・羽後町役場)との一騎打ちを制し、初マラソンで“凱旋(がいせん)優勝”を飾った。
 いわき市出身で、いわき総合高卒。「初マラソンはいわきで走りたかった。中間点で気持ちが切れそうになり、地元じゃなかったら走るのをやめたかもしれない」。フィニッシュ後、両足がけいれんし、立てなくなるほどの激闘だったが、沿道を埋める地元の声援が大きな力となった。
(2013年2月11日 福島を走る・福島民友ニュース)



 


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