コースを試走する学生ら

　田村市運動公園北側に全長２０００メートル、全面天然芝のクロスカントリーコースが完成し７月２８日、現地でオープニングセレモニーが行われた。コースを監修した国士舘大体育学科の下重庄三准教授がクロスカントリーについて紹介した。
　セレモニーはこの日、同公園で開かれた、たむら元気フェスタ２０１３に合わせて行われた。コースを解説した下重さんは、「高低差のあるコースが心肺機能や脚の筋力を強化し、リフレッシュ効果が期待できる。一般の人もぜひ利用してほしい」とＰＲした。
　国士舘大陸上競技部の５人と陸上自衛隊郡山駐屯地第６特科連持続走訓練隊の２２人が、模範試走を行った。一般参加者によるウオーキングも行われ、参加者は野原や森林の中を通り、運動公園を見下ろすコースを巡った。勇壮な片曽根山（田村富士）を望むことができる抜群の眺めを楽しみながら、家族連れらが爽やかな汗を流していた。
　同市復興支援事業の一環として整備されたクロスカントリーコースは、幅５メートル、高低差１６メートル。今後は芝生の養生期間を設け、新しい芝が生えそろったら一般開放する予定。
（２０１３年８月３日　福島を走る・福島民友ニュース）