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中高生、躍進の原動力 都道府県対抗男子駅伝・6位入賞
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東日本大震災後、最高の6位入賞の原動力となった車田選手(右)と遠藤選手=平和記念公園
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復興の歩みを進める県民を勇気づける快走―。19日に広島市で開かれた第19回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で、本県は復興の担い手でもある中学、高校生の若い力を原動力に、東日本大震災後最高の6位と健闘した。1区の車田颯選手(学法石川高2年)が4位と好発進し、2区の遠藤日向選手(郡山四中3年)で一時はトップに躍り出た勇姿は、県民悲願の「優勝」が遠い将来ではないことを予感させた。
「区間賞を狙える展開だった」。高校生区間の「花の1区」で、2年生ながら大役を託された車田選手は残り800メートルの地点で25人ほどの集団から抜け出し、トップに3秒差の4位で第1中継所に飛び込んだ。「区間1桁を狙う」と宣言した車田選手は、思い描いた走りを実行し、チームに勢いをもたらした。車田選手からたすきを受けた2区の遠藤選手も中学生王者の力を見せつけた。「来年またここで走りたい。将来は世界で活躍する選手になりたい」。遠藤選手は進学を希望する県内高校での精進を誓った。
車田、遠藤両選手の快走は復興に向かう被災地・福島で着実に選手育成が進んでいること、そして、若者たちが夢に向かって頑張っていることを全国にアピールした。団長を務めた片平俊夫福島陸上競技協会長は「選手の走りは本県復興の力となり、元気を与えてくれた」と選手たちの活躍をたたえた。
(2014年1月20日 福島を走る・福島民友ニュース)
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