白河市、矢吹町、天栄村の3市町村は21日、各市町村の日本酒を組み合わせたふるさと納税の共通返礼品の取り扱いを始めた。知名度向上や日本酒の販路拡大を図る目的で、市によると、日本酒を取り扱った共通返礼品は県内初という。
3酒蔵が参画しており、有賀醸造(白河市)の「陣屋」、大木代吉本店(矢吹町)の「自然郷」、松崎酒造(天栄村)の「廣戸川」などの純米酒を飲み比べできる。
寄付額2万円のコース「ふくしまの日本酒3市町村の飲み比べ純米酒3本セット」では、3酒蔵3種の日本酒が贈られる。4万円のコース「定期便 ふくしまの日本酒3市町村の純米酒3か月連続お届け」では、定期便として1カ月に1酒蔵から2本ずつ、3カ月で計6種の日本酒が届く。
返礼品の発表会が白河市役所で開かれ、鈴木和夫市長、蛭田泰昭町長、添田勝幸村長が出席。鈴木市長は「隣接自治体が連携しながら、県南地域においしい酒があることをPRしていきたい」と呼びかけた。3市町村のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」や「楽天ふるさと納税」などから申し込む。問い合わせは市企画政策課(電話0248・28・5500)へ。
白河・矢吹・天栄…共通の返礼品 ふるさと納税、3酒蔵協力「日本酒セット」
2025/04/22 09:00