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道奥を読む

郡山市出身の芥川賞作家鈴木結生(ゆうい)さんが、東北の文学的土壌(トポス)に注目し、自身が関心を寄せる各県の作家とその著作についてつづります。

【道奥を読む】序・旅の始まり 豊かな文学の土壌ある

2025/10/07 11:20

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 トポス―ギリシャ語で「場所」を意味する語である。アリストテレス以降、文芸用語としても使われるようになり、現代の小説を論じる際は専ら、ある作家が物語の舞台として取り上げる特別な土地という…