発酵食品をふんだんに取り入れた健康・美容志向のランチなどを提供する「Ｋｎｕｃｋｌｅｓ Ｃａｆé（ナックルズカフェ）」は、いわき市佐糠町東のＮＰＯ法人勿来まちづくりサポートセンター元事務所に移転した。１１日、新店舗として正式オープンする。
同店は２０１９年、同市勿来町の旧国民宿舎「勿来の関荘」を活用し、同ＮＰＯ理事長の舘敬さんらが開業。その後新型コロナウイルス禍による売り上げ減少や施設の老朽化などを理由に、昨年１２月から営業を休止していた。
新ロゴ大学生ら考案
店舗の改装費用をクラウドファンディング（ＣＦ）などで募り、発酵食調味料製造室、食肉販売加工室などを設けた。ロゴマークも一新し、デザインは市内で復興支援事業などを展開する芝浦工大の学生らが考案した。稲穂と海の波、店舗近くの岩間海岸防災緑地にたたずむ卵形の震災モニュメント「きみと」をモチーフにしたという。
オーナーを務める舘さんは「多くの方の支えがあって店を再開することができた。発酵文化継続のためにも、末永く営業を続けていきたい」と話している。
全６種類のランチ提供
店では「塩麹漬け込み鶏もも肉の黒酢炒め」（１３４０円）、「玉ねぎ醤（ひしお）漬け込みハンバーグ発酵調味料ブレンドソース掛け」（１６２０円）、「豚バラブロック糠漬け焼き」（２０００円）など全６種類の発酵食ランチを提供する。営業時間は午前１１時～午後２時。水曜日定休（ほか不定休あり）。店舗、駐車場とも以前よりスペースが縮小になったため、予約または乗り合わせでの来店を推奨している。予約、問い合わせなどは同店（電話０２４６・８８・６５４１）へ。
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