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昼はホットドッグ 福島のおでん屋さん店主、別店舗で期間限定販売

2025/06/06 08:15

期間限定でホットドッグのランチ営業を始めた長谷川さん
県産にこだわったボリューム満点のホットドッグ

 おでんのお店が昼営業でホットドッグ店を始めた。福島市陣場町の飲食店「しぞーかおでんお茶の間」の店主長谷川秀樹さん(51)が秋口までの期間限定で開店。同市置賜町の立ち飲み店「ナカヤノトナリ」の空き時間を借り、ボリューム満点のホットドッグを販売している。長谷川さんは「夜はおでん、昼はホットドッグ。おでん以外にもう一つの柱ができた」と話す。

 県産にこだわり、2品を提供

 提供するのは県オリジナル品種「天のつぶ」の米粉を使用したバンズに、麓山高原豚のフランクフルトと県産野菜を挟んだ「ふくのしまドッグ」と伊達鶏の照り焼きチキンと県内の養鶏場で取れた新鮮な卵を使った「てりたまドッグ」。県産にこだわった本格的なホットドッグが味わえる。

 長谷川さんは、普段は「静岡おでん」を扱っている。しかし、おでんはいわゆる「季節物」。暑い時期になると客足は遠のく。「時間もあるし、何かできないかな」とランチ営業に踏み切った。

 2019年8月の放火事件の延焼被害で店が全焼し、移転して営業を再開したが、間もなく新型コロナウイルスの感染拡大により制限を余儀なくされた。「おでんで思うようにいかない中、友人や家族の後押しもあり、新しいことを始めてみようと思った」。長谷川さんはランチ営業でラーメンを提供したり、イベントでキッチンカーを出店したりしておでんと並ぶもう一つの「看板商品」を模索した。そして、キッチンカーで販売し、好評だったホットドッグを本格的に始めようと決めた。

 長谷川さんは「おでんと同じくらいこだわって作りたい。多くの人に味わってもらい、いつか店を出したいな」と笑顔で語った。

 住所は福島市置賜町4の21。ホットドッグはふくのしまドッグ、てりたまドッグともに750円。営業時間は午前11時~午後2時。営業日は公式インスタグラムで確認できる。(電話)024・522・0061

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