喜多方市の人気ラーメン店「喜一」監修のラーメン店「gran喜一」は6日、郡山市の開成山公園内テナントにオープンする。店は喜一の人気メニュー「淡麗Sioラーメン」を提供するほか、市の特産品のコイを使った「鯉ラーメン」を販売する予定。
9月提供開始目指す
鯉ラーメンは9月ごろの提供開始を目指し、現在はスープのもとになる市産コイのあらを使った「鯉エキス」の開発を進めている。具材にはコイのつくねの使用も想定している。
gran喜一店主の宮森丈三郎FOLLOWSHIP社長と喜一店主の吉田満田舎のシェフの味工房社長が2日、郡山市役所を訪れ、椎根健雄市長に開店日を報告。商品化が進む鯉エキスを活用した地域活性化への協力を求めた。
吉田社長はコイでまちおこしをしたいという宮森社長の熱い思いを受け、出店、開発に協力した。宮森社長は鯉エキスの試供品完成まで2年かかったと明かし「喜一のビッグネームと鯉エキスを使った料理などでコイの需要を増やし、県外や海外からの来客増加につなげたい」と抱負を述べた。
椎根市長は「名店・喜一と地元コイの連携は今後の可能性と楽しみが増える取り組みで、市も応援していく」と話した。
郡山飲食業組合の藤原賢一組合長理事と服部幸介青年部長、大河原裕勝市議が同席した。