福島市の県立美術館で開催中の「金曜ロードショーとジブリ展」は8日、入場者5万人を突破し、同館でセレモニーが行われた。
5万人目となったのは田村市の会社員野呂洋之さん家族。妻尚美さん、いずれも小学生の長女虹羽(こはね)さん、次女音寧(おとね)さんの4人で来館した。洋之さんは「(5万人は)信じられなかった。これからもジブリを見たいと思う」、尚美さんは「5万人はなかなかない経験でうれしい」と笑顔を見せた。虹羽さんは「『借りぐらしのアリエッティ』が好き」、音寧さんは「『ハウルの動く城』を何度も見た」と話した。
増渕鏡子県立美術館副館長が展覧会の公式図録、平田哲福島民友新聞社営業局長、斎藤裕樹福島中央テレビ常務がそれぞれ記念品を野呂さん家族に手渡した。
同展のチケットは一般・大学生1800円、中学・高校生1500円、小学生1000円。日時指定予約制で、福島展公式オンラインチケットかローソンチケットWEB、ローソン・ミニストップ店頭端末「ロッピー(Loppi)」で販売中。県立美術館では販売しない。
各種手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害保健福祉手帳)がある人と付き添い1人、県立美術館の年間観覧券の所持者、未就学児は無料。ただし、年間観覧券の所持者、各種手帳がある人とその付き添いはそれぞれ、福島展公式オンラインチケットで無料の日時指定券の予約が必要。
9月28日までの会期中、県立美術館の駐車場は利用証を持った人が対象の「おもいやり駐車場」のみ。一般の車は使用できないため、実行委は公共交通機関の利用を呼びかけている。