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「スイーツ甲子園」磐城一高はタルトケーキで勝負 福島県産品料理で復興応援

2025/08/25 08:50

最優秀賞に選ばれた高校生(前列)とシェフら。後列は4町の関係者と出場者ら
決勝大会で調理に臨む磐城一高の鈴木さん(左)と野舘さん

 県産品を使ったスイーツで本県復興を応援する大会「スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップ」決勝大会は24日、Jヴィレッジで開かれた。大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモ、広野町のバナナを食材に使い、全国の高校生がスイーツの出来栄えを競った。

 4町の農産品の魅力を発信し、生産拡大や風評払拭を目指して開催。各町の食材の4部門に全国120校から547組が応募し、書類審査を経て4部門各3組が決勝大会に出場した。決勝大会では実際に調理し、シェフらが試食審査した。各部門で最優秀賞を決めて4町の町長らが表彰した。

 バナナ部門には県勢で唯一、磐城一高1年で食物部で活動する野舘唯花さん(15)、鈴木葵晴(きはる)さん(15)が出場し、タルトケーキを作った。最優秀賞は逃したが、2人は「福島の魅力発信の思いを込め、全力を尽くして調理できた。今回の経験を生かしたい」と語った。

 各部門最優秀者はシェフとコラボスイーツを開発し、来年2月に東京・代々木公園で開かれるふくしまスイーツフェスティバルで販売する。

 最優秀賞

 キウイ部門=黒崎翔太(栃木・国際TBC調理・パティシエ専門学校)▽パッションフルーツ部門=河原洋姫(岡山・おかやま山陽高)▽サツマイモ部門=脇田葵・木田美々花(和歌山・南部高)▽バナナ部門=瀬戸口陽葉・水本陽菜香(鹿児島・神村学園高等部)

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