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30代以下、大幅な伸び 参院選・福島県内投票率、要因はSNSや争点身近に

2025/09/17 08:20

 福島県選管は16日、7月に行われた第27回参院選の年代別投票率を発表した。福島選挙区では全年代で2022年の前回を上回り、特に30代以下の若い世代は投票率が大きく伸びた。県選管はSNS選挙の普及に加え、物価高騰対策など身近な問題が争点となったことが要因としている。

 全体の投票率は過去6番目に低い58.39%だった。前回参院選から投票率が最も伸びたのは20代(43.54%)で10.31ポイント。30代(52.31%)の9.30ポイント、10代(39.65%)の6.88ポイントが続いた。投票率が最も高かったのは70代(70.60%)で唯一、7割を超えた。

 県選管は「物価高騰対策や減税など身近な問題が争点となり、現役世代を中心に投票率が伸びたほか、SNS選挙の普及などで若い世代の関心を集めた」と分析。一方、10代、20代の投票率は依然として5割を下回っており、今後も若い世代を中心に啓発活動を進めるとしている。

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