いわきFC新スタジアム、Jリーグ承認 J1ライセンスを交付
2025/09/26 07:20
Jリーグは25日、J2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)がいわき市の小名浜港で進めている新スタジアム整備計画を承認し、いわきFCに2026年前半に行う特別大会のJ1クラブライセンスを交付したと発表した。いわきSCは27年11月末までの着工、31~32年シーズン開幕前までの完成を目指す。
いわきFCにはこれまでもJ1クラブライセンスが交付されているが、クラブは基準を満たすホームスタジアムを持っておらず「例外規定」が適用されている。いわきSCが規定に従い6月末に提出したスタジアム整備計画について、Jリーグは場所、予算、整備内容の備わった具体的な計画だと評価。例外規定の適用が継続されることになった。
スタジアム整備計画の承認を受け、いわきSCの大倉智社長は同日、いわき市で記者会見し「ほっとしている。協力してくれた関係機関の皆さんに感謝したい」と述べた。
大倉社長はスタジアム整備に向け、いわきSCを筆頭株主とする特別目的会社を来年早々に設立予定であることなど、計画の進展状況も説明した。総工費は来年夏~秋に発表する見通しという。
また、いわきSCはスポーツ庁の「スポーツコンプレックス推進事業(まちづくり連携支援事業)」に採択されたと発表した。スタジアム整備を進めるに当たり、経済団体やプロスポーツチーム、周辺施設との連携や、スポーツを核としたまちづくりの在り方を検討する。各種団体と協議会を設立して議論を進め、来年3月にマスタープラン案を公表する予定。