いわき市川前町でクラフトビール「KAWAMALE(カワマエール)」を生産する醸造所「SANDi BREWERY(サンディーブルワリー)」は27日、同市で行われるサッカーJ2いわきFCのホーム・甲府戦でオリジナルビールを数量限定販売する。醸造所を営む三戸大輔さん(38)は「すっきりした飲みやすいビールになった。クラフトビールの良さが広まれば良い」と意気込んでいる。
いわきFCのトップパートナーで、この日のマッチパートナーを務める磐栄ホールディングス(HD)と連携して造った商品。同HD傘下が運営するブルーベリー農園「チャコちゃん農園」のブルーベリー果汁を使用した。
淡くピンクがかり、ブルーベリーの酸味と香りがほのかに鼻を抜けるのが特徴。アルコール濃度は3.5%と低めにした。オリジナルビールは10、11月に浜通りで開かれる他のイベントでも販売される予定だ。
同醸造所は小さめのタンクを使っていることから限定販売向けの少量生産に向いており、今後も「いろいろなビールに挑戦していきたい」と三戸さん。「地域の農産物を使ったビールで、いわき市や川前町を盛り上げていきたい」と話した。