• X
  • facebook
  • line

【戦後80年ふくしま】孤児にローマ字教育 福島で日本語の可能性探る

2025/10/01 08:15

  • 有料記事
青葉学園で子どもたちと寝食を共にした砂さん(右)
父の著作を手にする真理さん。「日本語を西洋の言葉に負けない言語にしたいという壮大な構想があった」と父の思いを語る

 戦後占領期の日本で、日本語をローマ字で表記するべきだという「ローマ字論」が広がった。その教育実験の場が、福島市にあったことを知る人は多くない。「漢字という文字の束縛から日本語を解き放ち、音声を基盤とした、西洋の言葉に負けない言語にしたいという壮大な構想があった」。国語学者でローマ字教育研究者の三尾砂(みおいさご)さんの長男真理さん(77)は、亡き父の思いを代弁する。 香川県志度町(現さぬき市)で...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line