日本三大旗祭りの一つで、970年余りの伝統を誇る国指定重要無形民俗文化財「木幡の幡(はた)祭り」は7日、二本松市木幡地区で行われた。氏子衆が色とりどりの五反幡(旗)をなびかせ、冬の山里を練り歩いた。
九つの堂社(地区)から約300人の氏子衆らが参加した。白装束に烏帽子(えぼし)姿で大小約50本の旗を掲げ、木幡住民センターグラウ
日本三大旗祭りの一つで、970年余りの伝統を誇る国指定重要無形民俗文化財「木幡の幡(はた)祭り」は7日、二本松市木幡地区で行われた。氏子衆らが色とりどりの五反幡(旗)をなびかせ、冬の山里を練り歩いた。
幡祭りは「前九年の役」の1055(天喜3)年、奥州地方鎮定に向かった源頼義、義家父子が神仏に戦勝祈願した際、敵方の安倍貞任軍が木々に降り積もった雪を源氏の白旗と見間違え、退散したという伝説に由来するとされる。
九つの堂社(地区)から約300人の氏子衆らが参加した。
白装束に烏帽子(えぼし)姿で大小約50本の旗を掲げ、木幡住民センターグラウンドから木幡山(666メートル)にある隠津島神社まで約8キロのコースで幡行列を繰り広げた。
