トランプ米政権の関税引き上げを巡る日米交渉で、事務レベルの協議を来週実施する方向で調整していることが15日、関係者への取材で分かった。3回目の閣僚交渉に向け事務折衝を加速させる。閣僚会合は、赤沢亮正経済再生担当相の相手となるベセント財務長官が出席する先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が終了した後の23日以降となる。
事務レベル協議は、外務省や経済産業省の課長級職員らが閣僚交渉で話し合うテーマなどを絞り込む方針だ。G7会合は20~22日にカナダで開かれる。
米英や米中は関税引き下げで既に合意しており、日本政府内では「日米は3回目が勝負のタイミングだ」との声も上がる。