【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比271・69ドル高の4万2322・75ドルで取引を終えた。米中の貿易摩擦への警戒感が緩和しつつあるほか、米長期金利の低下が好感されて買い注文が優勢となった。
一方、米司法省が高齢者向け公的保険「メディケア」事業で不正行為があるとして、医療保険ユナイテッドヘルス・グループを捜査していると報じられ、同社株が大幅下落。ダウ平均は軟調に推移する場面もあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は7営業日ぶりに反落し、34・49ポイント安の1万9112・32。
他の個別銘柄では、通信機器のシスコシステムズ、飲料のコカ・コーラの上昇が目立った。ITのアマゾン・コムは売られた。