電気事業連合会の林欣吾会長(中部電力社長)は16日の定例記者会見で、北海道電力の泊原発3号機(北海道泊村)が原子力規制委員会の審査に事実上合格したことについて「再稼働に向けた非常に大きな前進だ。脱炭素や電力の安定供給の観点で大変意義深い」と歓迎した。
今後再稼働には地元同意のほか、規制委による設備の詳細設計や運用ルールの認可が必要になる。
泊3号機の審査は2013年7月の原発の新規制基準施行当日に申請。事実上の合格まで過去最長となる11年以上を要したことに関しては「安全性も審査の効率性も常に追求していく課題。終わりはない」と語った。